内容証明郵便は、「郵便局の窓口で差し出す方法」と、「インターネットで出す方法」があります。どちらも効果に変わりはありませんが(厳密にいえば、若干の違いはあります)、次のような特徴、またはデメリットがあります。
【コラム】内容証明郵便とは?


郵便局の窓口で出す場合

このページを参考にして文書を作成し、郵便局の郵便窓口で「内容証明郵便を出したい」と申し出て下さい。
・使う紙に制限はありませんので、コピー用紙でもレポート用紙でも何でもいいですが、文房具店などに専用の用紙があります(自分でやっても本格的になります)ので、手書きでやる場合はお勧めです。
・図面、写真等は同封できません(ネットも同じ)。
・字数と行数に制限があります(1行に20文字以内、1枚に26行以内など。専用用紙はマス目があるので使うと楽です)。



【デメリット】

①取扱っていない郵便局、時間帯がある  
 郵便局が内容証明郵便を取り扱うには、「郵便認証司」という資格が必要なため、この資格者を置いていない郵便局からは発送することは出来ません(こちらから、全国の郵便局の取扱業務を確認することが出来ます)。これは都市部ではあまり問題にならないもしれませんが、田舎では資格者を置いていないところもたくさんあります。なお、市町村で一番大きいクラスの郵便局であれば対応してくれるようです(人口約350人、新潟県の離島の粟島郵便局でも発送可能です)。
 また当然ながら、郵便局の受付窓口が開いてる時間帯にしか差し出すことが出来ません。

②書き方が少し複雑
 封書で出す際の内容証明郵便には、文字数の制限や、訂正の仕方、綴じ方などのルールがあり、それをクリアしないと受け付けてもらえません。特に文字数ですが「文字の数え方」にも特徴があるので注意が必要です。
 詳しくは、日本郵便のWEBサイト「
内容証明 ご利用の条件等」でご確認ください。

③時間がかかる  
 上記のルールに合致しているかを確認するための時間が、かなりかかる場合があります(特に取扱い数が極めて少ない郵便局など)。「明日、内容証明を出したい」など事前に予告をしておく、また予約の電話を入れておくことをお勧めします。

④局員に内容を見られる  
 前述の通り、内容を確認されますので、高度なプライバシー性があり内容を知られたくない場合(例えば郵便局員が知り合いであるなど)は、次のインターネットでの内容証明をお勧めします。



ネット(e内容証明)で出す場合

こちらのサイトで利用者登録を行ってください。
・インターネットでの内容証明は、窓口で出す方法で紹介したデメリットがありません。
・文字数などの制限が緩和されています(ほぼ自由)。専用の「ひな形」がありますのでそちらを使ってください。
・24時間365日発送できます。
・支払いはクレジットカード、または料金後納のみです。


【外部リンク】e内容証明(電子内容証明)



【デメリット】
デメリットはあまりないですが、個人的に敢えて言うなら、

①押印が出来ない  
 電子内容証明は、添付したWordファイルを郵便局で専用紙にプリントアウトして発送しますので、こちらで書類に押印することが出来ません。
 そのため専門職が発送する場合は職印を押すために、敢えて窓口から発送を選ぶ場合もあります(ただし、時効の援用など、純粋に法的効果を期待する場合は、職印の押印は必要ありませんので、必ずしもデメリットとも言えません)。



【おすすめの一冊】
内容証明を出すならこの1冊(第5版) (はじめの一歩)
※内容証明郵便について、弁護士(多比羅誠 先生)が一般の方でもわかりやすく解説したお勧めの本です。「この本があれば、専門家に頼む必要はありません」とまで書かれています(笑)。発売から何度も改訂されていて、私も古いバージョンですが、愛読してよく勉強させていただきました。