実は先般、当町でも新型コロナウイルスの陽性患者が複数出るようになり、今月の総会は、定足数を満たすギリギリの人数のみを招集し行う予定だったのです。
よって一人でも欠くと会議が成立せず、採決が出来なくなってしまいます。遅れそうなのでひとまず事務局に確認したところ、Zoomによるオンラインの出席でもOKとのこと。
会社法施行規則には、取締役会について、テレビ電話方式による参加を前提とした規定があり、また判例でも一定の条件の下で有効とするものがあります。
一方、地方議会の本会議は別として、委員会については、規則により可能とすることが出来るようです。
さて農業委員会などの行政委員会についてはどうでしょうか。
行政委員会については、各自治体の条例に規定を置いていますが、条例には標準的な雛型のようなものがあり、どこの自治体もだいたいそれを採用しています。自治体独自で条文案を練っているところはともかく、ほとんどの自治体(特に田舎)でオンラインを想定したものはおそらく無いと思います(会津の最大都市、会津若松市でもありませんでした)。
金山町もそうですが、おそらく採決に関し、「現に議場にいる委員のみ採決に加わることが出来る」という規定を置く条例を持つ自治体が多いと思います。つまりオンラインでの参加の場合は、採決に関し欠席扱いとなります。
農業委員会は、採決が割れることが余りないので、現実的に問題になりにくいですが、ここは、総務省や農水省などが中心になって、条例改正を促す手当が必要な部分だと思います。
さて図らずも、金山町農業委員会史上初、オンラインでの参加となりました。
Zoomでの様子
今回は、前述の理由もあって、審議時間を短縮するために事前に資料が送付されていたので(当町は会議当日に渡される運用です)、審議に参加するのに特に支障はありませんでした(広い場所だと、収音マイクの設定に若干の配慮が必要)。私が提案した件についても審議、報告され、意見を述べる機会も与えられました。
これがOKになると、出張先からも参加できますし、端から端まで1時間くらいかかる広い自治体(近隣だと南会津町。広いので、合併前の旧町村で開催場所を持ち回りでやってるほどです)は楽ですね。
会議はもともと公開されているので、秘匿性は問題にならないし。資料もメールで送ってもらえるとさらにいいですね!
これがOKになると、出張先からも参加できますし、端から端まで1時間くらいかかる広い自治体(近隣だと南会津町。広いので、合併前の旧町村で開催場所を持ち回りでやってるほどです)は楽ですね。
会議はもともと公開されているので、秘匿性は問題にならないし。資料もメールで送ってもらえるとさらにいいですね!