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 数百円程度の少額の支払いなどを遠方の相手に対して行いたいときに便利な、郵便局の「定額小為替証書」(以下、小為替)ですが、当事務所でも、役所へ戸籍などの郵送請求をするときに、手数料の支払い方法としてよく利用しています。


 小為替は郵便局の窓口で「購入」(発行手数料が100200円かかり、50円の小為替にも100200円かかります)するのですが、販売時間がわりと厳格に決められていて午後4時までなのです(これは、貯金窓口の商品だからだそう)。なので、5時前に郵便を出そうとすると購入が間に合わないので、切手や印紙のように、あらかじめ、よく使う金額の物をまとめ買いしてストックしています(そういう事務所が多いと思います)。

 ちなみに、小為替の有効期限は発行から6か月なのですが、需給バランスを見誤って大量に仕入れてしまうと、数枚ですが期限切れが出てくることがあります。
 そうなるともったいないので、以前は、期限切れ直前に全部換金して、もう一度買い直していたのですが(発行手数料分を損します。10枚なら10002000円です)、しかしなんとこれ、再交付をお願いできるんですね(券面の裏「8」の囲んだところ)!
 


小為替
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 小為替自体が、郵便局の取り扱い業務の中でもマイナーな部類のようで、取扱数が少ない郵便局では、再交付について、「やったことがない」、「それは出来ない」という職員の人もいますので、黙ってても教えてもらえないと思います。
 なお、期限が切れた場合でも、発行した郵便局の窓口で申し出れば、発行した局での払い戻しは出来るようにしてくれるようです(それでも発行手数料は損をします)。



再交付請求の仕方
1、裏面の代理人欄の上部に「再交付請求」と記入し、請求者の住所と記名、押印して、郵便局の窓口に出す。


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2、後日(申し込みから2週間くらいでした)、郵便局から新たな小為替が送られてきます。これの費用は無料(自前なので当然でしょうが、手間賃、紙代なども考えるとゼロ円で申し訳ない気もする)
※2022年1月17日より、200円の再発行手数料が必要となりました。待ってる時間を考えると、普通に払い戻してもう一回買う方がよさそうです。


 小為替の購入は計画的に!