残暑お見舞い申し上げます。

さて現在、当事務所では「特定行政書士」の認定取得を目指すべく、取り組んでおります。

近年、法律資格は「2階建て」が流行っていまして、どういうものかというと、資格者に研修を受けさせて、もう一回試験を行い、合格者にそれぞれの資格に応じた弁護士業務の一部を取り扱えるようにするという制度です。行政書士の場合は特定行政書士ということになります。

特定行政書士に付与される新たな職務権限は、具体的には「行政不服申し立て」の代理です。そうです。今までは出来なかったのです。僕なんかはこれはすごいインパクトかと思うのですが、行政不服申し立て自体、あまり活用されていない制度であるというのに加えて、あらかじめ行政書士が関与したものに限られること、また受講料がやや高額なのであまり人気がないようです。

そもそも、申請前には十分な協議の段階を踏むので、「行政書士は許可が取れないような申請の仕方はしない」ということですが、事実関係とか法解釈について認識の違いがあって、話し合ってもどうしても折れてくれない場合や、手続き上の不備で納得いかない場合に、第三者機関や上級庁の判断を仰いで欲しい、という場合もあるんじゃないかと。
そうなったときに、依頼者に「こっからはタッチ出来ないのであとは弁護士さんに頼んでください」ではやっぱり仕事として情けないです。

決裂したときの「不服申し立て」の武器を懐に持つか持たないかで、申請や協議に臨む心持が最初っからけっこう違う気がしますがどうでしょうか。