毎年5月、6月は各種団体が「総会」を行う時期です。
ここで団体の諸問題が話し合われ、予算や活動方針など団体の意思が決定されるわけです。


先日、ある任意団体の方から「一般社団法人」についてご質問がありました。

「一般社団法人」。昔、僕らが子供の頃は単に「社団法人」といいましたね。
子供ながらに何となく「真面目な団体」というイメージがありました。
あと似たようなのに「財団法人」があります。あれも今は「一般財団法人」といいます。

何が変わったかというと、これらに専用の法律が出来て作りやすくなりました。
昔の「社団法人」、「財団法人」は活動の公益性や監督官庁の認可などの要件があって、まさしく「真面目な団体」だったのです(決して今は真面目ではないという意味ではありません。念のため)。
今は書類を整えて、人をそろえて10数万円を出せばすぐに作れるようになりました。
そして設立に公益性の要件がなくなった分、公益性が認められた団体はそれぞれ「公益社団法人」、「公益財団法人」と名乗ることが出来、こちらは税の優遇があり少し別格です。それで「一般」をつけて区別するようになりました。

社団法人は「人の集まり=社団」に法人格(法律上の人格)を与えたものです。
有名どころは、日本音楽著作権協会(JASRAC)でしょうか(全く問題ないですが、リンクを貼るのさえ少しビビッてしまう団体です)。
一方、財団法人は「お金の集まり=財団」に法人格を与えたものです。
こちらは有名大企業や資産家などがその財産を使って、人材の育成や社会貢献活動をするためのお金を管理する団体として良く使われています。

任意団体とはそれらの法人格を持たない団体のことを言います。
町内会、同窓会、ファンクラブなどのほかに、名前は○○協会などでも実は任意団体の場合があります。
任意団体の法人化は、組織力を強め、また団体の「格を上げる」という意味でも悲願にされている方が多い一方で、税金や運営コストの増加など検討材料が多く、なかなか踏み出せない団体が多いのも現状です。

特にこの時期は任意団体の方は総会シーズンを迎え、法人化は話題に上がりやすい頃です。
また団体様によっては気になる法律も出来、また来年度から法人税も更に減額されるようです。

本年の下半期をじっくりと準備期間にあて、ゴールを決めて取り組むのもアリではないでしょうか!