事務所前に「空き家管理・活用」ののぼりを出しました。

目立つので目印になっていいですが、事務所自体が空き家と間違われないか心配です。

IMG_1749

さて、誰も住んでいない空き家をお金を出してまで管理しなければならない理由は何なのでしょうか。


1、資産の保全としての空家管理


空き家は速いスピードで傷んでいきます。空き家の劣化が早い理由はいろいろありますが、例えば前に伺った空き家は、台所の換気扇が丸ごと何かの拍子で外れて外に落ちていて、動物が入り放題でした。こんな衝撃的なことが起こっても誰も出入りをしないがゆえに気づくことが出来ないのです。

そのほか、空き家を放置すると、

・雨漏り、窓割れの放置による建物の腐敗とカビの発生
・水道管の錆の発生、トラップ(下水管)からのネズミや昆虫の侵入による「虫屋敷」化
・風で運ばれたゴミが次々と不法投棄を呼びこみ「ごみ屋敷」化
・屋根の積雪による倒壊

などの嫌なことが次々と起こります。それでどんどん行かなくなります。将来、売却や賃貸を行いたいなら、建物の財産的価値を保つために早くから管理が必要です。



2、法律上の義務としての空家管理


建物の所有者はその管理を怠り他人に被害を与えた場合、法律上の責任を負います。

例えばこんなケースが起こりえます。

【ケース1】台風により、取り付けが不十分な看板、掲示物が落下し、通行人にけがをさせてしまった。
【ケース2】まったく手入れをしていない庭木の倒木により、隣家に被害を与えてしまった。
【ケース3】雨漏りを放置しておいたので屋根が腐っている。また雪下ろしをしていないので建物が崩れそうである。

1と2は、民法により損害賠償等の民事上の責任を負いますし、時に、ケースによっては刑事上の責任を負うこともありえます。また、例え台風が原因でも所有者は最終的な責任を負います

大変なのが3の場合で、国家権力に家を壊された上に請求書が届きます。払わなければ強制徴収です。中には業者に頼む手間が省けた、という人もいるようですがその発想は危険です。

当事務所でも今後、本格的に空き家対策に乗り出していきます。
お心当たりのある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。